最近太りやすくなったと感じていませんか?
食べる量は変わっていないのに太った気がす
る、特に下っ腹や下半身に脂肪がつきやすく
なったのなら、代謝の低下が原因かもしれま
せん。
代謝のピークは10代前半で、そこからは年
齢とともに急激に代謝効率は落ちていきます。
今までと変わらない生活を送っていては、ど
んどん太ってしまいますよね。
基礎代謝の低下は太りやすくなるだけでなく、
様々な体の不調に繋がります。
何もしなければ代謝は落ちていきますので、
日々の何気ないことを工夫して代謝アップし
ていきましょう。
それでは、代謝を上げるおすすめの方法をご
紹介します。
【代謝とは?】
代謝には基礎代謝と活動代謝の2種類ありま
す。
基礎代謝とは、内臓を動かしたり、体温を維
持したりなど、人間が生きていくために最低
限必要なエネルギーのことです。
私たちが1日に消費しているエネルギーの、
約6割がこの基礎代謝なので、基礎代謝が高
い人ほどエネルギー効率が高い体ということ
になります。
活動代謝とは、体を動かすことで消費するエ
ネルギーで、運動量が多い人ほど高くはなり
ますが、約3割がこの活動代謝です。
残り1割がその他の代謝となります。
【代謝を効率的に上げるには?】
代謝が下がると、エネルギー効率が悪くなる
ので太りやすい体質になります。
体に脂肪が蓄積され、高血圧や動脈硬化など
を招く危険性があります。
そして体温は下がり、臓器の機能がうまく働
かなくなり、免疫力の低下を招きます。
代謝を上げるのに重要な働きをするのは、筋
肉と肝臓です。
適度な運動は活動代謝を上げ、筋肉量が多い
ほど活動代謝はアップします。
そして、基礎代謝は前述した通り、内臓を動
かしたり、体温を維持したりなど、人間が生
きていくために最低限必要なエネルギーのこ
とですが、中でも代謝アップにいい内臓が”
肝臓”です。
肝臓をケアしてあげることで、代謝が下がる
のを防ぐことができます。
【肝臓の役割】
肝臓は胃や腸で吸収・分解された栄養素を、
必要に応じて分解しエネルギーに変え、動脈
を通って体のあちこちに分配していきます。
食事から摂取した糖質はグリコーゲンとして
肝臓に蓄えられ、エネルギー源として使われ
ます。
利用されて不要になった老廃物は、再び静脈
を通って肝臓に戻され、排出や再利用されま
す。
肝臓は体のエネルギー源を作り出す大事な場
所ですが、お酒の飲み過ぎや食べ過ぎなど、
肝臓の機能が追いつかないと、肝機能の低下
を招きます。
そして肝臓に脂肪が蓄積され、肝硬変など大
きな病気に繋がります。
【代謝をアップさせる方法】
高カカオチョコレート
チョコレートに含まれるポリフェノールは、
脂肪肝を緩和させる効果があります。
カカオ含有量70%以上の高カカオチョコレ
ートを、1日25g(約5カケ)を目安に食べ
るといいそうです。
♦ ちょこちょこ分けて食べる方が効果的なの
で、朝昼夜に分けて食べてください。
また高カカオチョコレートは食欲を抑える効
果もあるので、食前に食べると自然と食事量
を減らすことができます。
バランスのとれた食事
無理なダイエットは代謝を低下させます。
食事を減らしすぎると、体は飢餓状態と勘違
いし、逆に体に栄養を溜め込もうとしてしま
います。
また、栄養バランスが偏っていると内臓に必
要な栄養が得られず機能がうまく働かなくな
ります。
軽めの運動
ウォーキングや筋トレなど、定期的に体を動
かす習慣づくりが大切です。
エスカレーターを階段に変える、毎日10回
のスクワットを心がけるなど、小さなことか
ら始めてみましょう。
筋肉を効率的に鍛えるなら、特に筋肉量が多
い太ももの筋トレがおすすめです。
年齢とともに代謝が下がってしまうのは止め
ることができません。
小さなことをコツコツ続けて、代謝を下げな
い努力は必要ですね。