妊娠したことが分かると
嬉しいと同時に、日常の些細なことが今までと
同じでいいのかな?この方法で合っているのかな?
という不安や疑問が湧いてきますよね。
妊娠中はとってもデリケートな時期、注意する
べきことを先に確認して行動する方が何かと安心
です。
今回は妊娠中に気をつけたい、お風呂での注意点
などを見ていきましょう。
妊娠中のお風呂に入る際の注意点
入浴中は体調が変化しやすく、妊婦さんは
お風呂場でのぼせ、立ちくらみ、失神などを
起こす可能性があります。
これは妊娠中の血液量の増加や、自律神経が
乱れることで起きる症状です。
- 熱っぽくて頭がぼーっとする
- 血管が波打つ
- めまい
- 息切れ
- 吐き気など
を感じるようであれば、無理はせずゆっくりと
お風呂からあがるようにしましょう。
入浴中にのぼせや立ち眩みがおきてしまったら
お風呂からあがったら、まずは壁にもたれて
座ったり横になるなどして、楽な体勢になり
気持ちを落ち着かせましょう。
水やスポーツドリンクなど水分補給を十分し、
太い血管(首筋、脇の下、足の付け根など)を
冷やすと良いでしょう。
嘔吐や失神など明らかに
異変を感じたら、すぐに病院へ行きましょう。
入浴時の赤ちゃんへの影響
妊婦さんは水圧でお腹周りが圧迫されるので、
苦しいと感じるかもしれません。
赤ちゃんも苦しいんじゃないかと心配する方も
いるかもしれませんが、赤ちゃんはお母さんの
お腹の中の羊水でしっかりと守られています。
羊水は体が熱いと熱を放出し、体が冷えると
体温を保持する機能を持っています。
入浴しても赤ちゃんには影響ありませんので、
安心して入浴してください。
ですが、
一部の研究では熱すぎるお湯での入浴や、長時間
の入浴(30分以上の入浴を1日2回以上)は
流産のリスクが高まると言われています。
体の負担にならないように、十分注意して入浴を
心がけてください。
妊婦さんのお風呂の入り方
ぬるめのお湯で入浴時間は短めに
妊娠中は血圧が下がりやすい
ので、長めの入浴は避けましょう。
また妊婦さんはのぼせやすいので、お湯の
温度もぬるめに設定してください。
肩までしっかり浸かる入浴法は、水圧で心臓に
負担がかかりますので、みぞおち辺りまでの
半身浴がいいでしょう。
冬は上半身が冷えてしまうので、肩にタオルを
かけるなど上手に体温調節をしてください。
滑り止めマットを使用する
急な立ちくらみなど転倒した時のクッションの
役割や、濡れた床は滑りやすいので転倒予防と
して、床に滑り止めマットを敷くと良いでしょう。
水分補給をする
妊娠中は汗をかきやすく、脱水症状が起こり
やすいです。
女性ホルモンの増加により、水分を体内に
溜め込む作用と体温を上げる作用が働くこと
が原因ですので、水分補給はしっかりと行い
ましょう。
冷水シャワーは使用しない
冷水を一気に浴びるなど、急な血圧上昇は
心臓に負担になります。
人によっては不整脈や心筋梗塞の原因にも
なり兼ねませんので気をつけましょう。
つわり・貧血がひどい時は入浴自体を避ける
湯船から立ち上がる時など、急に立ち上がると
立ちくらみが起こることがあります。
湯船に浸かると温められた血液が脳に送られ
ますが、湯船から立ち上がると血液が一気に
下に流れます。
この時に一時的な酸欠状態から、
立ちくらみや目まいが起きることがあります。
家族が家にいる時間に入浴する
万が一体調が悪くなっても安心なように、
なるべく家族が家にいる時間に入浴しましょう。
自分自身もそうですが、その方が家族も安心です
よね。
まとめ
妊娠してもお風呂がリラックスできる時間に
かわりはありません。
お風呂に入ると体は温まりますし、凝りや
むくみやすい妊娠中は、心身ともにリラックス
することができます。
あまり敏感になりすぎず、そして体調には十分
気をつけて、妊娠中も入浴タイムを楽しんでください。