滅多に鳴く事が無く広い飼育スペースも必要
ない事から、アパートやマンションでも飼い
やすい動物として人気のハムスターですが、
小さくてもやはり動物なので臭いが気になる
時があると思います。
しかし
正しい方法で対処しなければ、ハムスターに
ストレスを与えるばかりか死に至る事態にな
りかねません。
そこで今回ハムスターの
- 臭いの原因
- お風呂に入れてはいけない訳
- 臭い対策
- どうしてもお風呂に入れる場合
などをご紹介します。
臭いの原因
ハムスターは独特の強い臭いを発するモルモッ
トと同じ齧歯類ですが、体が小さい為排泄量が
少なく綺麗好きで毛づくろいもする為、臭いも
さほど気にならない動物と言えます。
しかしそれでも臭う時は、ほとんどの場合尿や
食べ残しが原因です。
その他未消化の栄養を摂取する為自分の便を食
べる事があり、その為口臭が気になる事もあり
ますがこれは自然な行動なので、制限してしま
うとハムスターの不調に繋がります。
ハムスターは非常に縄張り意識が強く、自分の
臭いが無くなると強い不安感に襲われます。
ハムスターの為に多少の臭いは大目に見てあげ
る様にしましょう。
お風呂に入れてはいけない訳
ハムスターは
本来乾燥地帯に生息していた生物なので、体
が水に濡れるという事に慣れていません。
水分補給ですら餌である野草や野菜から摂取し
ていたので、水とは無縁の生活をしていたのです。
また体温調節を上手く出来ず、体温の低下を防
ぐ為の密に生えた細く柔らかい体毛は、水に濡
れると非常に乾きにくい毛質なのです。
その為ハムスターをお風呂に入れると強いスト
レスを与えるばかりか、体温を奪い健康を害す
る危険性もあるので入浴は控えましょう。
臭い対策
砂浴び
水浴びは苦手ですが、砂浴びは大好きです。
ゲージ内に砂場を設けると喜んで砂遊びをして、
砂と体毛の摩擦で体の汚れを落とします。
砂が飛び散らない様に屋根付きの容器を使用
する事をおススメします。また砂場の代わり
に床材をタップリ敷く事でも同様の効果が得
られます。
ブラッシング
毛先の柔らかい歯ブラシで、定期的にブラッシ
ングしてあげます。
そうする事で臭いや汚れがとれるばかりか、
毛球症やダニの防止対策にもなり効果的です。
拭き取り
体に汚れや排泄物が付着して臭う時は、硬く絞っ
た濡れタオルで拭き取ります。
肛門周りや足裏、お腹周りには排泄物が付着しやす
いので、汚れた部分だけを優しく拭き取りましょう。
こまめな清掃
臭いの原因の殆どが排泄物や食べ残しからなの
で、こまめにゲージ内を清掃し清潔にします。
しかしハムスターは自分の臭いが無くなると強
いストレスを感じるので、床材やトイレ砂は汚
れた部分だけ交換しましょう。
またハムスターは餌を必要以上に寝床やゲージ
の隅に溜める習性があるので、それらが傷んで
臭いを発している事があります。
食べ残しは定期的に取り除き、月に1度ゲージ
内の大掃除をして臭いを防止しましょう。
掃除に関しての詳細はこちらをご覧下さい。
「ハムスターのケージはどう掃除すればいい?仕方や頻度を紹介!!」
ハムりんの砂遊び【キンクマハムスター】
どうしてもお風呂に入れなくてはならない場合
- 砂浴やブラッシング、拭き取りでは落とせ
ない汚れ - 何らかのアクシデントで付いてしまった
油汚れなど
どうしても入浴させる必要がある場合は
ぬるま湯に溶かしたハムスター用のシャンプーで
洗ってあげます。
入浴後は乾いた布でよく体を拭き取り、低温のドラ
イヤーでしっかり乾かした後砂遊びをさせましょう。
まとめ
- ✤ 臭いの少ない動物だが、尿や食べ残しが臭う事
がある。 - ✤ 乾燥地帯に生息していた為、水が苦手。
- ✤ 入浴させると強いストレスを感じ、体調を崩す
- 危険性がある。
- ✤ 砂浴びやブラッシング、こまめな清掃で臭いや
汚れを予防する。 - ✤ 汚れた部分は硬く絞った濡れタオルで拭き取る。
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