ラム肉といえばジンギスカン!北海道ではよ
く食べられている食材ですよね。
ヘルシーなのに栄養価が高いラム肉ですが、
自宅ではどのように調理したらいいのでしょ
うか?
ラム肉は臭みがあって苦手という人も多い食
べ物です。
どのように焼いたらいいのか、どんなメニュ
ーに向いているかなど、ラム肉をおいしく食
べる方法をみていきましょう。
それでは、ラム肉をおいしく食べるには?
焼き方のおすすめをご紹介します。
【ラム肉はダイエットにいい?!】
ラム肉は栄養価が高くてダイエットにいい食
材と言われています。
”L-カルニチン”と呼ばれるアミノ酸を豊富
に含んだ、良質なタンパク質のラム肉。
L-カルニチンは脂肪の燃焼や、代謝のいい
体つくりに欠かせない栄養素です。
他にもコレステロールを下げる不飽和脂肪酸
も含まれています。
ラム肉の油は、他の豚肉・牛肉・鶏肉と比べ
て、脂が溶ける温度が非常に高いという性質
があり、そのためラム肉の脂は腸で吸収され
にくく、そのまま体外へ排出されていきます。
脂を吸収しすぎることがないので、他の肉と
比べて肥満になりにくいと言われる理由はこ
こにあります。
ラム肉の効果はダイエットだけでなく、
女性に多い貧血やアンチエイジングにも
いい食材です。
他の肉と比べても、含まれている鉄分の量が
多いので貧血予防に、また抗酸化作用のある
ビタミンEは美容や老化防止に効果的です。
またラム肉は体を温める性質があるので、
冷え性の女性にもぴったりです。
【ラム肉を焼くポイント】
ラム肉は常温に戻してから調理を始めまし
ょう。
冷たいまま調理をすると、熱が通りにくく、
焼きムラがでてしまいます。
ラムチョップなど厚みのあるラム肉を焼くと
きは、油をひかずにラム肉の側面の脂部分を
下にして焼き始めます。
厚みのある肉は火の通り加減が分かりにくい
ですが、指で押したときの弾力で焼き加減を
確かめます。
弾力を感じたら火を止めるタイミングです。
生のラム肉は牛肉の赤身部分のような、鮮や
かな赤色をしています。
ちょうどいい焼き加減の目安は、お肉を切っ
た時に中がほんのりピンク色になっているこ
とです。
ラム肉の弾力を確かめて焼きあがりを確認し
たら、アルミホイルに包んで余熱で中まで熱
を通します。
中が多少レアの状態でも、余熱を加えること
で、ちょうどいいピンク色に変わります。
また焼きあがってからすぐにカットすると、
肉汁が流れ出てしまうので、しばらくアルミ
ホイルに包んだまま保温して寝かせましょう。
【おすすめのラム肉メニュー】
定番のラムチョップ
ラムチョップはちょっとしたパーティーにも
ぴったりの一品。
ラム肉はブロックになったもの、ひとかたま
りごとに小分けになったもの、薄切りになっ
たものがありますが、今回は大人数でもシェ
アしやすい小分けになったものを使用します。
1 ラム肉を室温に戻しておきます。
2 ラム肉に万遍なく塩コショウを振ります。
3 フライパンに油をひき、油がよく熱した
ら、ラム肉を焼き始めます。
※ブロック肉の場合は油は使わず、ラム
肉の側面の脂部分を下にして焼きますが、
小分けになったものの場合は油を使って
焼きます。
4 ラム肉の片面を焼き、少し表面が膨らん
できたら裏返し、裏面も焼きます。
5 ラム肉を指で押し、弾力を感じたら火を
止めましょう。
6 フライパンの上からアルミホイルを被せ、
余熱で中まで火を通して出来上がりです。
ラムチョップに合うソース作り
ラム肉を焼いたときに出た肉汁や脂を利用
して、ソースを作っていきましょう。
1 ラム肉を焼いたあとのフライパンに、
赤ワインを入れます。
2 一煮立ちさせてアルコールを飛ばします。
3 にんにくをスライスし、軽く炒めます。
4 はちみつ、バター、炒めたにんにくを加
えて、さっと火を通して出来上がりです。