夏のイベントごとと言えばなんでしょうか?
色々とあると思いますが、最初のイベントは
七夕ですよね。
七夕は、ひこぼし様とおりひめ様が天の川を
跨いで年に一回だけ会う事が許されていると
いうロマンチックな話のもと、笹の葉に色んな
飾りや願い事を括り付けて笹をデコレーション
していきます。
そんな飾り付けの中で吹き流しがあるのは
ご存知でしょうか?
七夕は短冊に書く願い事だけでなく、
飾り付け自体にも願いが込められていると
言われています。
例えば、投網の飾りは豊漁を表すことから
豊かさを願う飾りであったり、くずかごの飾り
付けは整理整頓や清潔である願いが表されて
います。
では吹き流しの飾りはどんな意味があるので
しょうか?
気になりますよね?
今回は、吹き流しの飾り付けを手作りで作る
方法だけではなく込められた意味も紹介して
いきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
吹き流しの意味
吹き流しは、その長いシルエットから
長寿を願ったり糸を連想させて裁縫の
上達を願うものとされていることが多く、
七夕の飾りの中ではひときわ目立つ位置に
ある飾りです。
それは
長くゆらゆら揺れる吹き流しには、長生きや
いつまでも健康でいることの願いが込められ
ているように思えて来ますよね。
日本においては、こうした背景から吹き流し
が縁起の良いものとして大勢の人に親しまれて
きています。
吹き流しは七夕だけではなく、行事ごとに
なれば色んな場面で使われていることが多く
ありますよね。
例えばこいのぼりの一番上を見てください。
これも吹き流しですが、
鯉のぼりの場合は清流を表しています。
折り紙で吹き流しを作ってみましょう
【簡単】吹き流しの作り方
吹き流しは折り紙でも作る事ができますが、
より長い吹き流しを作りたい場合は大きめの
折り紙を使うようにしましょう。
吹き流しを作るポイントは最初に折り目を
つけてから、短めの折り返しをつける部分に
あります。
この折り返しが吹き流しをゆらゆらさせる
土台の位置になるので、全体のバランスを
考えて太すぎたり細すぎたりならないよう
にしましょう。
こちらの動画でも詳しく紹介されている
ので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
簡単折り紙★ 七夕飾りの折り方 ★吹き流し| Origami Tanabata
次の段階では、ハリセンを作るような要領で
折り目を付けていき、重ねた状態で切れ込みを
入れていきます。
この時に土台となる折り込み部分まで切って
しまわないようにしてくださいね。
最後は、折り返し部分を糊付けして完成です。
【アレンジVer】吹き流しの作り方
もう一つのタイプの
吹き流しの作り方を紹介していきましょう。
この吹き流しの最初のポイントは折り目の
付け方から始まります。
① まず半分の折り目を付けてから、更に半分の
折り目をつけて4分の1折り目がついた状態に
しましょう。
② この状態から一番最初の折り目に向かって、
更に折り目を付けていきます。
③ あとはクルクルっと同じ幅の折り目を半分の
位置まで作っていってから、元に戻しましょう。
一回折っている状態まで戻せば吹き流しの
頭部分が出来てきます。
こちらの動画でも詳しく紹介されているので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
七夕飾り折り紙吹き流しの折り方作り方 伝承アレンジおりがみ Windsock origami
④ 次は先ほど折り目をつけた方向から垂直に
折り目を付けていきます。
これも同じように4等分の折り目から
クルクルっと巻いていく方法ですが、ここで
少しポイントがあります。
頭部分を下にした状態で、4等分した折り目を
左右に並べた左から
「8等分・4等分・4等分・16等分」になるよう
に折り目を付けてください。
⑤ この状態からハサミで4等分に切れ込みを
入れていきます。そして頭部分を上にした状態
で4等分の切れ込みに沿って足を重ねましょう。
この時に16等分の足を先頭にして切れ込みを
入れれば他の足も綺麗な16等分になりますよ。
ここで注意すべき点が、先ほど作った8等分の
足を上へ逃しておく事です。
8等分のパーツは、吹き流しの持ち手になる
ので上へ逃した状態で三本の足に切れ込みを
入れていくようにしましょう。
最終的には取っ手付きの吹き流しが完成します。
吹き流しは色んな飾りのデコレーションに
使えるので汎用性が高く、一度要領を覚えれば
そこまで難しいものではありません。
今年の七夕では、
より健康を願って大きい吹き流しを作ってみては?
たくさん作ってカラフルな吹き流しを作ってみる
のも面白いかもしれませんよ。
今年の夏は、
ぜひ吹き流し作りに挑戦してみてくださいね。
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