お正月ってなんだか全てがキレイに
新しくなる感覚がしませんか?
自宅でお正月を過ごし、初詣に行く。
そして神様に
今年一年平和に暮らせますようにと祝う。
とっても日本らしいですよね。
でもそんなお正月に欠かせない飾りについて
皆さん知っていますか?
何を飾れば良いかも大事ですし、
何よりいつから飾るのが正しいの?となりませんか?
きちんと把握さえできれば
楽しい飾りつけなので、
ここでマスターしてみませんか?
ご近所さんからも
あのお宅はキチンとしてるわね!
と高い評価を得ること間違いなし!
お正月にする玄関の飾りはいつから?
玄関のお正月飾り、
大掃除が終わって本当の年末に出そうと
考えている方いらっしゃいませんか?
それ、かなり間違いですよ!気を付けてください。
昔はクリスマスなどの行事がなかったので、
12月13日に神様をお迎えする儀式として、
大掃除をしたり、
門松の松を取りに行ったりしていたんです。
最近はクリスマスの飾りもありますし、
そんなに早く飾ることは珍しいようです。
なので12月26日以降に飾るというのが一般的なようです。
そして
28日までには飾りつけを終えておくことも大事です。
なぜなら
29日 苦に通じる
30日 旧暦の大晦日
一夜限り(お葬式に使われる言葉)といわれていた
31日 一夜限り(お葬式に使われる言葉)といわれていた
このように語呂合わせで
お正月飾りを飾るのは縁起が悪い
と考えられるようです。
なんだか日本らしい由来だと思いませんか?
なのであなたも26日から28日の間に
お正月の飾りつけは済ませてしまいましょう!
お正月にする玄関の飾り方
玄関の飾りは神様が天から降りてきてくださって、
初めて目にするものなんです。
なので心を込めて飾りましょう。
門松
昔から日本では木に神様が宿るといわれてきました。
この門松は平安時代から続いている習慣のようです。
神様を迎えて祭るという意味で
神様の依代としておかれていたようです。
注連縄・注連飾り
注連縄は神様がいる世界と俗世を隔てる
境界線の役割を担います。
由来としては、
日本人なら誰もが知っている
天照大神の天の岩戸から出てきた際に、
もう隠れてしまわないようにと
注連縄を飾ったのがもとになっているようです。
神話の世界から続いている習慣ってすごいですよね。
鏡餅
鏡餅も神様の依代とされています。
ただ門松とは違い、
鏡餅に神様の魂が宿ることで、
私たちにもその魂を分けてくれるというもののようです。
1年の初めに神様の魂を分けてもらい、
息災に一年を終えるよう祈って
お雑煮でお持ちを食べる習慣が広まったようです。
飾りの捨て方
お正月飾りを処分する時期は1月7日です。
松の内と呼ばれる神様がいる時期が
1月7日で終わるのです。
しかしもともとは15日だった
松の内を江戸幕府が7日に短縮したそうなので、
関東なら7日、
関西の一部の地域では15日を守っている地域もあるようです。
さて、早速処分の方法ですが、
神社でお炊き上げをしてもらいます。
お正月飾りは神様の依代です。
大事な依代を粗末に扱ってはいけません。
清浄な神社の火で燃やすことで、
神様に天にかえっていただくという考えなんですね。
このお炊き上げの煙に当たることで
無病息災になるといわれているので、
必ず煙に当たって帰りましょうね。