普段あまり鳴く事がなく
静かで飼いやすいペットとして人気のハムスタ
ーですが、状況に応じて鳴き声で喜怒哀楽を示
すことがあります。
人間とは違い動物は言葉で気持ちを表す事が
出来ないと思われがちですが、鳴き声には必
ず意味がありきちんと理解すればちゃんと意
思の疎通がとれますよ。
そこで今回ハムスターの
- 鳴き声の種類
- 危険な鳴き声
- 例外
- 鳴き声の抑え方
- 注意点
などをご紹介します。
鳴き声の意味
欲求
鳴き声:キュッ
キュッと言う高い声で鳴く場合は、餌や水が
欲しい時やゲージから出してほしい時、外で
遊びたい時などハムスターの欲求を表してい
る事が多いです。
餌・水分不足はハムスターにとって非常に大
きなストレスとなるので、必要量をしっかり
と与えます。
また
餌やりや給水が十分で、怒っている様子もな
ければ遊びたいというサインかもしれないの
で積極的にコミュニケーションを取り、ハム
スターを楽しませてあげましょう。
嬉しい
鳴き声:ピャッピャッ・キュキュキュッ・プププププッ
何かを要求する時の鳴き声に似ていますが、
機嫌が良く声も高めの事が多いです。
手乗りさせた時や好物であるヒマワリの種を
与えた時に鳴く事が多いですが、個体差があ
り鳴かないハムスターも居ます。
機嫌よく嬉しそうに鳴いている時は、思いっき
り甘えさせてあげて下さいね。
怒り
鳴き声:ジー・ジジジ、ギー
鳴き声は低く、知識のない方が聞いても明らか
に機嫌が悪いという事が分かると思います。
飼育者がハムスターにかまい過ぎている時や
多頭飼育をしている時に多くみられ、表情や
仕草が攻撃的になっている場合は喧嘩が始まる
恐れがある為、個体同士を別ゲージに離します。
また
ストレスによりこの様な鳴き声をあげる事もあ
るので、飼育法や環境に不快要素がないか良く
確認しましょう。
驚き
鳴き声:チュッ、チュー、キュキュッ
ハムスターの死角から急に体を触ったり、お腹
を触った時に驚いて鳴きます。
この様な行為はハムスターにとってストレスと
なるので、出来るだけ驚かせずひっくり返って
逃げようとしていたら無理に捕まえようとして
はいけません。
(4K)キンクマハムスターの鳴き声 - cying voice of Golden Hamster
危険な鳴き声
悲鳴
鳴き声:キーキー、ピーピー
声の大きさ・高さが明らかに危険状態である事
を示しており、適切な方法で飼育している場合
は聞く事の無い鳴き声です。
多頭飼育をしていると縄張り争いがおき強者が
弱者を死ぬまで攻撃してしまうので、執拗に追
い回され噛みつかれた個体が悲鳴のような鳴き
声をあげます。
対処が遅れると確実に死に至るので、早急に別
ゲージに移しましょう。
病気
鳴き声:キューキュー
あまり見られない鳴き声ですが、呼吸器の病気
や肺炎になっている場合にこの様な鳴き声をあ
げる事があります。
苦しそうに鳴いていたり、普段と様子が違うよ
うでしたら早めに病院を受診しましょう。
例外
寝言
鳴き声:プゥプゥ、クゥクゥ、プゥクゥ
鳴き声と言うよりは、鼻から出ているいびきの
様な音です。寝言の他に寝相が悪い子や歯ぎし
りをする子など個体により個性が様々なので、
観察してみると楽しいですよ。
しかし、起きている時も同じような音が聞こえて
いたら呼吸器の病気が疑われるので、1度動物病
院を受診しましょう。
赤ちゃん
鳴き声:ジュウジュウ
人間の赤ちゃんと同じように意味もなく鳴く事
や、母親に何かを要求する時にか細い声を出します。
空腹や甘えたい時の他、自分の居場所を母親に
知らせる為にも鳴いていると言われています。
鳴き声の抑え方
ハムスターは通常殆ど鳴きませんが、その鳴き
声は時に最大級の拒絶・警戒サインとして飼育
者に異常を知らせてくれます。
その様な不快な感情で鳴いている時は、原因を
取り除いてあげなければストレスを与え、健康
を害してしまう恐れもあります。
ネガティブな要素で鳴く事が多ければ、飼育環
境や飼育方法をよく見直してみましょう。
注意点
鳴き方には個体差があり、聞き分けるのが難しい場合もあります。
鳴き声以外にも、表情や仕草で喜怒哀楽を判断しましょう。
飼育者の判断で問題ないと思うような鳴き声でも、常に聞こえている場合は何らかの病気が隠れている恐れがあります。
ハムスターは重症化しやすいので、少しでも気になったら病院を受診します。
まとめ
- ✤ 鳴き声で喜怒哀楽を表す事がある。
- ✤ 悲鳴や寝言も言い、場合によっては病気の可能性もある。
- ✤ 不快要素で鳴いている時は、早急に原因を取り除く。
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