パラコードをご存じですか？
パラシュートで使われるナイロン製の紐、
つまり「パラシュートコード」のことです。
その性質は頑丈かつ軽く、ナイロン製なので
焼き止めをすることでコードを繋ぐことができます。
テント固定用に使ったり、靴紐やベルトが切れ
たときの緊急代替品として用いたりなど、アウ
トドアで活躍しているアイテムです。
スポーツショップのアウトドア用品コーナーや
インターネットで通販可能です。
ただし、最近は中国産ポリエステル製のまがいも
のも出回っているとのことなので注意が必要です。
ご購入の際には製品表示のチェックをお忘れなく。
パラコード編みの紹介
いざという時に役に立つ パラコードのアクセサリー
パラコードを使ったストラップやミサンガ、ベル
ト、犬用のリードなど、さまざまなアクセサリー
を作ることが出来ます。
アウトドアで、
- 紐などが切れたときの代替品
- 解いて芯糸を抜き出し、裁縫糸として用いる
- 火おこしに使う
など、さまざまな緊急用ツールとして、
パラコードを使ったアクセサリーが人気です。
その他に、防災グッズとしての活用法もあります。
作り方はコツさえ覚えれば大丈夫。道具もパラコー
ドとはさみ、ライターと、あとは用具に応じたパー
ツだけでいいのです。
基本的なパラコードの扱い方、及びコブラステッチ
(平結び)のやり方をご紹介しましょう。
パラコードを扱う際の基本 焼き止め
パラコードで編んでみよう第0回 準備編
パラコードは、7本のナイロン製の糸からなる芯
線を同じくナイロン製の糸で覆った二重構造です。
このため、とても切れにくく丈夫である一方、
はさみやナイフで簡単に切ることができます。
ただし、
切った端をそのままにすると、そこからほつれ
ます。これを防ぐために、切断部分をライター
などの火で焙って加熱させて固める「焼き止め」
を行います。
ナイロンはプラスチックの一種なので、ライター
の火でも溶かしてしまうことができます。
また、この性質を利用して、二本の糸を繋ぐこと
も可能です。
【パラコード】 【004】端の処理 焼き止め処理
パラコードの基本的な編み方 コブラステッチ(平結び)
How to make a Paracord Survivial Bracelet-Basic Cobra-THE ORIGINAL -Bored?Paracord!
コブラステッチは、ソロモンステッチもしくは
平結びとも言います。
パラコードの基本的な結び方の一つで、簡単で
すが、この編み方だけでミサンガやブレスレット
など、さまざまなものを作ることが出来ます。
コブラステッチの簡単な編み方
用意するもの：パラコード（二本に切る場合、
短い方を軸用として使います。
軸用パラコードの長さの目安は、作りたいものの
出来上がりの長さ✕2＋10センチメートル程度。
残りは一本のコードとして扱います）、はさみ、
ライターその他に、キーホルダーのパーツなど、
必要に応じて用意します。
- 軸となる短めのパラコードは、まん中で二つに
折り、輪になった方を上にして揃えて置きます。 - 長い方のパラコードを、1のパラコードの
下に置きます。この時、左右の長さは1の
パラコードを中心に、同じ長さに揃えます。 - 片方のパラコードを緩やかに曲げるように
して1のパラコードの上に置きます。 - 反対側のパラコードを3で伸ばしたパラコー
ドの上に出し、1のパラコードの下を通して、
さらに
3の曲げたパラコードを潜らせて上に出します。 - 交差した状態の左右のパラコードをゆっくりと
引き締めます。 - 3で曲げた反対側のパラコードの糸を曲げ、
1のパラコードの上に置きます。 - 6で曲げた反対側のパラコードの糸を、4と同じ
ようにして通します。 - 再び交差した状態の左右のパラコードをゆっく
りと引き締めます。 - 軸のパラコードの上に横になったVの字状の結
び目が出来ました。これでワンセットです。 - 3－8を繰り返します。
- 作りたい長さまで出来たら、端を結び目ぎりぎ
りで切って焼き止めをします。 - 軸となったパラコードの末端は、結んでから不
要部分を切り取ります。この時、結び目ぎりぎ
りで切っても、数センチメートルほど残して切っ
ても構いません。こちらも端を必ず焼き止めします。
平結び
※こちらの動画では、リングを使い、一本の糸で
コブラステッチを進めています。
大ヒットした映画「マッドマックス」の主人公
が身に着けていたこともあり、注目・人気とも
急上昇中のパラコード。
ストラップやキーホルダーなど、小さなものから
チャレンジしてみるといいでしょう。
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