端午の節句に子供の健やかな成長を祈り、
災厄から守るために飾る五月人形。
何歳まで飾るという明確な決まりはありませんが、
子供が独り立ちするまでに飾らなくなる
ご家庭も多いよう。
飾らなくなってしまった五月人形、
処分したいけどどうしたらいい?
せっかく買ったものなのでお下がりで
誰に譲ってもいい?
そんな五月人形の処分方法や
活用の方法についてご紹介していきます。
五月人形の処分方法
1番手軽な処分の方法は
粗大ごみとして出してしまうこと。
大きさや自治体によって費用は異なりますが、
処分料金を出せば引き取ってもらうことは可能です。
でも
今まで子供の成長を見守り、災厄から守ってくれた五月人形を
ただ粗大ごみをして処分するということには
抵抗を感じる方も少なからず
いらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時におすすめなので人形供養です。
人形供養では
人形に感謝と別れを告げて供養を行います。
神社やお寺、人形の販売店などで行われています。
費用や供養の受け付け方については
それぞれ異なりますので、よく確認するようにしてください。
忠義堂人形店 第37回 人形供養祭
近くに人形供養を行っている神社やお寺、
販売店がないという場合には
社団法人「日本人形協会」に供養を依頼することも出来ます。
電話かインターネットで申し込むと
梱包のためのキットが送られてくるので
梱包の上郵送すると
東京大神宮の人形感謝祭で供養してもらうことができます。
五月人形の活用方法
しっかり手入れをしてきた五月人形は
長年の活躍を経てもまだ綺麗なものが多いはず。
値の張るものだし、
まだ綺麗な五月人形を処分してしまうのは
もったいないという気持ちはありますよね。
リサイクルショップなどで
買い取ってもらうこともできますが、
お下がりがあまり好ましくないとされる五月人形は
買い取りを断られることも少なくありません。
外国の方が買い取りを希望することもあり、
オークションに出品するという人もいるようです。
しかし
今まで子供を守ってきてくれた
五月人形を売りに出すのに抵抗があるという方は
寄付することを検討してみるのはいかがでしょうか?
児童養護施設や発展途上国の支援を行っている
企業や団体、NPO法人などで
人形の寄付を募っているところがあります。
基本的に五月人形は1人に1つのお守りですが、
事情があって自分たちでは手にすることが難しい
子どもたちも大勢います。
処分するのはもったいないと
押し入れの中にしまいこんであるのならば、
寄付によって
再び活躍の場を与えてあげることもできるのです。
子供の成長を見守ってきてくれた五月人形、
自分たちの納得のいく形でお別れができるのが1番ですね!
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