うま煮と聞いて
思い浮かべる料理は何ですか?
お醤油や砂糖で味付けした
昔ながらの和食のうま煮?
それとも
八宝菜のような中華風のものをうま煮
と思っていますか?
実は
どちらもうま煮で正解なんです!
今回は
和食のうま煮と中華のうま煮の
レシピをご紹介します。
うま煮とは?
和食としてのうま煮
和食のうま煮の名前は
由来が二つあるといわれています。
まずは
「旨味」からきているというそのままの由来です。
具材の旨味が煮込むことで合わさって、
絶妙な味付けになるから
うま煮と呼ばれたというもの。
もう一つの由来は、
だし汁、砂糖、みりん、しょうゆ、酒などを用いて
甘く煮つけることから「甘煮」と呼ばれた
というものがあります。
どちらも、
今でこそ和食の煮ものはなんだか質素なイメージで、
粗食と思ってしまいますが、
昔は調味料自体がかなり高価なものだったと
考えられます。
色々な具材を使って、
さらに調味料も多く使うこの煮物は
当時の人にとって「旨いもの」以外の
何物でもなかったと想像できます。
なので
うま煮という名前にも納得できますね。
中華としてのうま煮
こちらは由来を調べてみたのですが、
はっきりとしたものは出てきませんでした。
想像ではありますが、
中華料理屋さんが、八宝菜をメニューに載せる際、
八宝菜と書いては、なんだろうこれ?
と分かってもらえないですよね。
なので
日本人になじみ深いうま煮という言葉を使って
「五目うま煮」としたのではないかと考えられます。
おすすめレシピ
和食のうま煮のレシピ
[材料]
ジャガイモ | 1個 | ゴボウ | 1本 |
---|---|---|---|
人参 | 1/2本 | 蒟蒻 | 半分 |
だし汁 | 3カップ | 醤油 | 大匙2 |
みりん | 大匙2 | 砂糖 | 大匙2/3 |
大根 | 1/5本 | - | - |
[作り方]
- 大根、ジャガイモ、人参は食べやすい大きさに切ります。
- ゴボウは包丁の背で皮をむき、食べやすい大きさに切ります。
- 全て水にさらしておいてください。
- 蒟蒻はスプーンで一口大にしていき、ゆでてあくを抜きます。
- 全てを鍋に入れ、火にかけます。
- 最初は落し蓋をして10分程度煮ます。
- そして蓋を外し、汁気がほぼなくなるまで加熱すると完成です。
五目うま煮のレシピ
[材料]
白菜 | 1/4個 | 豚肉 | 100g |
---|---|---|---|
人参 | 1/3個 | 椎茸 | 1個 |
エビ | 4尾 | ウズラの卵 | 5個 |
きくらげ | 好きなだけ | 水 | 1カップ |
鶏ガラだし | 小さじ1 | 酒 | 大さじ1 |
砂糖 | 小さじ1 | 醤油 | 小さじ1 |
水溶き片栗粉 | 適量 | ごま油 | 適量 |
塩コショウ | 適量 | - | - |
[作り方]
- キクラゲは水で戻す。
すべての材料を食べやすい大きさに切ります。 - フライパンにごま油を入れ、豚肉を炒めます。
- いったん豚肉をうつし、
そのフライパンですべての野菜を入れます。 - 全体がしなっとするくらい火が入ったら、
豚肉を戻し、少し塩コショウを振り入れます。 - 水と調味料、ウズラの卵をいれ、強火で炒めます。
- 全体に火が通ったら、火をとめ、水溶き片栗粉を入れます。
- 最後に強火でとろみがつくまで熱したら完成です。
和食、中華ともにうま煮は美味しいですよね。
是非試してみてくださいね。