最近、スーパーでも当たり前のように見るよう
になったズッキーニ。
イタリアンなイメージがあるので身近に
感じ無い方も多いと思いますが、実は意外と
安くて調理もしやすいんです。
料理で使ったことがある方は感じたと思います
が、見た目よりも火が通りやすくて食べやすい
です。
きゅうりを太くした感じなので、
どうしても硬くて青臭いような先入観を持って
しまいますが、その期待を良い意味で裏切って
くれるのが、ズッキーニの魅力と言っていいん
じゃないでしょうか?
今回はそんなズッキーニの見分け方と選び方に
ついて、ご紹介します。
ズッキーニの起源と品種
実は原産地は明確に特定されていませんが、
メキシコの巨大カボチャが祖先種であると言わ
れています。
今のような細長い形になったのは19世紀後半に
イタリアで品種改良されたもので、品種によって
は西洋梨のような形や球形ズッキーニもあります。
主な品種では、グリーンストカ・オーラム・ゴール
ディ・アラジンの4種類がありますが、日本人が一番
目にするのは細長くて緑色のグリーンストカです。
実は低カロリーで低糖質
ズッキーニは1本およそ21kcalと、とにかく
低カロリーでしかも低糖質です。
ズッキーニには、カリウム・ビタミンC・βカ
ロテンやビタミンBが含まれ、高血圧や疲労回
復にも効果があります。
また、風邪予防・美容効果も期待できて葉酸も
豊富に含まれているので、妊婦さんにぴったり
の食材です。
美味しいズッキーニの選び方
色
よく売られているズッキーニは緑か黄色が多い
ですが、どちらにしても色が濃くて艶があるも
の良いです。
形
上から下まで均一な太さで、大き過ぎないのが
ポイントです。ズッキーニは大きく育ちすぎる
と味が落ちてきます。
切り口
これは購入してからじゃないと分かりませんが、
買ったら出来るだけすぐに使うようにしましょう。
切り口がみずみずしいものが良いズッキーニの
大事な判断基準なので、切る事で鮮度を見極めて
購入先を選ぶのも大事なポイントです。
旬
ズッキーニの旬は6月〜9月末ごろで、この時期
から店頭に並び出すことが多いです。
美味しいズッキーニの調理方法
炒める
意外と火の通りが早くパスタの具やおつまみにも
向いています。オリープオイルで調理することが
多いですがバターで炒めても美味しくいただけます。
揚げる
かぼちゃの仲間なので油との相性も抜群です。
天ぷらやフライにしてもいいです。
煮物
煮物といえばやはり「ラタトゥイユ」ですね。
豚肉といろんな野菜と一緒に、オリーブオイルと
ニンニクで軽く炒めて、ホールトマトを入れて煮
込むとパンにもご飯にも合います。
アレンジ次第ではカレーにもできますね。
サラダ
まずは前菜サラダに使ってはいかがでしょうか?
こちらの動画ではズッキーニと玉ねぎを使った
サラダの作り方をご紹介します。
新食感ズッキーニのサラダ
漬物
そのまま酢漬けにしてピクルスもいけます。
軽く火を通してから白ワインビネガー等でつけ
ると美味しくいただけます。
意外と和食との相性は抜群
油との相性がいいので茄子と同じような感覚で
和食に使うと、違和感なく馴染みます。
浅漬けや天ぷら、和え物等にしても美味しいの
で、イタリアンだけでなく汎用性がある食材の
一つです。
どうしても見た目が硬そうに見えるので、
初めて調理するときはしっかり火を通し過ぎて
しまいがちです。
実際、筆者も初めてパスタの具材に使った際に
ホロホロ砕けるまで火を通してしまいました。
やはり、少し歯ごたえを残したぐらいの方が、
よりズッキーニの美味しさを引き出してあげる
ことができます。
誰しもが経験することですが、スーパーへ買い
出しに行っても、ついつい同じ食材ばかり買っ
てしまいがちです。それだと料理のレパートリー
も増えないし、何より飽きがきますよね。
この機会に、お店で見かけた際は
是非ズッキーニを手にとってみてください。