生き物をご家庭で飼育する上で、
もっとも心配なのが病気にかかったとき。
ただちょっと調子が悪いだけなのか、
なにか病気にかかっているのかは
知識がないと判断しにくいですよね。
生死に関わるような病気の場合、
それと知らずに様子を見ていたら
手遅れになってしまう恐れもあるかもしれません。
そこで今回は
ミドリフグのかかる病気や治療の方法について
ご紹介していきます。
きちんと知って、いざというときに
すぐに気付いて対処してあげられるようにしましょう。
病状
- 水面近くで鼻をあげて泳ぐ
- エサを食べない
- じっとして動かないなど
普段と様子が違う場合、
水質が悪いか病気にかかっている可能性があります。
水質を改善しても調子がよくならない場合は
病気の可能性が高いので、
念のため専門家に診てもらうと安心です。
◊ 初期の場合はご家庭で対処することもできます。
ヒレや体に白い斑点が出る
→白点病の可能性が高いです。
白い斑点が体中に広がって、死に至ってしまう可能性は
あまり高くありませんが、体を水槽の底砂などに
こすりつけることで傷ができ、その傷から
細菌に感染してしまうことがあるので要注意です。
水槽の底からあまり動かない。片方もしくは両方のエラを動かしていない。エラから赤い糸のようなものが出ている。
→エラ病の症状です。
エラ病には寄生虫によるものと細菌によるものがあり、
水温が低くなると発症しやすくなると言われています。
症状が軽ければ治療は可能ですが、
エラが赤くなってしまうと重症で死に至ってしまうこともあります。
尾ひれが白っぽかったりボロボロになったりしている
→尾ぐされ病の際に見られる症状です。
水の比重が適切でなかったり、
水が汚れていたりするとかかりやすくなります。
水質、水温をきちんと管理することで防ぐことのできる病気です。
ヒレの付け根や体の表面に白い膜ができている
→トリコディナ病の可能性があります。
初期のうちは目で見て確認しにくい病気です。
水質が悪くなければ
あまり発症することのない病気なので、
水質管理で予防することができます。
治療方法
病状が軽い場合は水を換えて
水質を改善してあげるだけで治る場合もあります。
水を換えるだけでよくならない場合は、
市販されている薬を使うことで治療することが可能です。
こういったものがペットショップや
ホームセンターなどで販売されていますので、
説明に従って使用してください。
飼育の初心者で対処方法を判断するのが不安な場合や、
市販の薬を使っても症状が改善されない場合は
専門家に診てもらうようにしましょう。
まずは普段からこまめに水を換えて、
水質を管理することで病気にならないようにしてあげる
ところから気をつけてあげたいですね!
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