1つで2度おいしい
2WAY仕様の帽子にもなるネックウォーマーは、
気温の変化に対応できてとても便利です。
輪状のものなので、
輪針を使うととても簡単に編むことができます。
輪針とは?
輪針を使った棒針編みの輪の編み方 (帽子編)
ネックウォーマーのように輪のものは
輪編みをする必要がありますが、
輪編みは棒針では難しいですが、
輪針を使うと簡単に輪編みが出来ます。
輪針とは
ヌンチャクの様に両端が短い棒針で、
二つの針を柔軟性のある
プラスチックの紐などで繋いだ編み針です
(平編みも出来ます)。
«輪針を使うときの注意»
輪の大きさ(円周部分の長さ)がほぼ固定されていることです。
輪針の長さは
40cm、60cm、80cmの3種類が一般的で、
40cmは帽子などの小物用、
60cmはセーターの身頃用、
80cmは丸ヨークのヨーク部分や
カーディガンの前立て用となっています。
※ネックウォーマーの場合は60cmの輪針がおすすめです。
① 輪針を使って編む場合、
まず両端を合わせて作り目を作り、
必要数の作り目が出来たら2本の針のうち
1本を引き抜いて輪の形にします
(最初の目を左側、最後の目が右側になるようにして下さい)。
② 輪になったら
最初の目と最後の目を端糸でくくり仮止めします
(始末するときは仮止めを解いて仕上げて下さい)。
輪にすると最初の位置が分かりにくいので、
目印として最初の目に段目リングを付けると失敗しにくいです。
③ 段目リングを頼りに1段目を編み進め
(段目リングは自分から見て時計回りに進みます)、
1段目が編み終わったらそのまま2段目を編みます。
棒針の様に針を持ち帰る必要はありません。
常に同じ向きでぐるぐると編んでいくと、
簡単で綺麗にしっかりと輪を編むことが出来ます。
輪針を使った編み方
輪針と
ツイード調の編みやすい太さの毛糸を使って
長めに編んだネックウォーマーは、
紐で絞ることで帽子になります。
紐にはタッセルを付けることで
シンプルな帽子の飾りにもなります。
編みやすい太さの毛糸としては、
ハマナカ/リッチモア スターメツィード(220)を
おすすめします。
この毛糸だと1.5~2玉用意する必要があります。
① この毛糸を作ると
作り目90目で約56cmとなります。
手持ちの毛糸で作る場合は
太さによって作り目の長さに必要な目の数が変わるので
目の数を増減させて56cmくらいになるようにします。
作り目の長さは
女性用ならば約56cm、男性用ならば約60cmを
おすすめします。
② 作り目が出来たら
棒針で言う平編みをしていきます。
針を持ち替える必要はないのですいすいと編めます。
③ 平編みでは
シンプルで野暮ったくなると感じる人は、
表目を3目、裏目を3目と繰り返していくことで
模様編みになります。
最初は数を数える必要がありますが、
模様が出来て来れば数えなくても
表目、裏目と編めるようになります。
ハマナカ/リッチモア スターメツィード(220)では
60段編むと約28cmの高さになり、
帽子になるネックウォーマーに丁度いい長さになります。
紐を通す穴は
54段目にかけ目、中上3目一度、かけ目を3目ごとに入れる
(模様編みの場合は
表目の3目をかけ目、中上3目一度、かけ目に変更)と
丁度良く出来上がります。