女性に多い悩みの一つが便秘。
誤った食生活、食物繊維の不足、脂質の不足、
胃腸の働きの低下など便秘が悪化するような
生活をしていませんか?
特に肉を食べることが多いと便秘になりやす
いですが、なぜ肉を食べると便秘になってし
まうのでしょうか。
それでは、肉を食べると便秘になるの?理由
や対策方法をご紹介します。
肉を食べると便秘になる理由
高タンパク質な肉は通常の食事はもちろん、
特に脂身が少ない部位はダイエット中の食事
にも欠かせない食材です。
タンパク質は筋肉や血液、臓器など私たちの
体を作るうえで重要な栄養素です。
タンパク質が不足すると、筋肉が減少して逆
に太りやすくなる、免疫力の低下から体調を
崩しやすくなる、肌や髪がパサパサになるな
ど、様々なトラブルを招きます。
肉は体に必要な栄養素ではありますが、肉中
心の食生活は腸内環境を悪化させるのも事実
です。
なぜ肉食は便秘になりやすいのかというと、
それは腸内に悪玉菌を増やしてしまう食材だ
からです。
肉は超酸性の食品ですが、焼く、揚げる、炒
めるなど何かしら調理を加えることで、さら
に酸化を強めてしまいます。
また肉は他の食品と比べて、消化に時間とエ
ネルギーを使う食材で、肉が便として排出さ
れるまでには長い時間を要してしまいます。
決して肉が健康に悪いのではなく、大切なの
はバランスよく食べるように心がけることで
す。
それでは、肉を食べても便秘になりにくい食
事方法を見ていきましょう。
便秘になりにくい食事方法!肉と一緒に摂りたい食べ物
常温の水または白湯
水分が足りないと、コロコロとしたうさぎの
糞のような便が出やすくなってしまいます。
朝起きたてに常温の水または白湯を飲んで、
腸の動きを促してあげることで、便がスムー
ズに排出されやすくなります。
食物繊維
便秘解消には食物繊維が必要ですが、食物繊
維には、水溶性と不溶性の2種類あります。
固い便になりやすい方は、お腹の中で柔らか
い便を作る作用のある水溶性食物繊維を、腸
の蠕動運動が弱い方は、蠕動運動を活発にし
て便通を促してくれる不溶性食物繊維を積極
的に摂るようにしましょう。
水溶性食物繊維には、キャベツ・人参・トマ
ト・海藻類・りんご・みかんなどがあり、不
溶性食物繊維には、イモ類・根菜類・キノコ
類・穀物などがあります。
オリゴ糖
オリゴ糖は腸内で善玉菌を増やし、腸内環境
を整えてくれる作用があります。
玉ねぎ・にんにく・蜂蜜・味噌や醤油などの
発酵食品などに含まれています。
発酵食品
発酵食品には乳酸菌が含まれていて、悪玉菌
の増殖を抑え、善玉菌を増やす作用がありま
す。
チーズ・ヨーグルト・味噌や醤油・キムチな
どに含まれています。
オリーブオイル
オリーブオイルに含まれている”オレイン
酸”には、腸の蠕動運動を促す作用がありま
す。
ダイエット中に便秘になりやすい人が多いで
すが、油は肌の潤いや、便の通りを良くする
潤滑油の役割をしてくれます。
油分をカットしたいからと極端に減らしてし
まうと、便の通りが悪くなってしまいます。
ココア
ココアには”リグニン”という、不溶性食物
繊維が含まれています。
また同時に水溶性食物繊維も含まれているの
で、便秘解消にとてもいい飲みものです。
ですがココアはカロリーも高いため、ノンシ
ュガータイプを選んで、ハチミツやオリゴ糖
で甘みを加えるようにしてください。
1日1〜2杯を目安に摂取するといいですよ。
甘酒
健康や美容のために、季節を問わずに甘酒を
飲んでいる方は多いですが、それは甘酒に食
物繊維やオリゴ糖が豊富に含まれているから
です。
朝食や間食の代わりに飲んだり、甘酒の味が
苦手な方は牛乳やヨーグルトで割って飲むと
飲みやすくなりますよ。